AIチップ設計拠点とは

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)エレクトロニクス・製造領域【領域長 安田 哲二】と国立大学法人 東京大学(以下「東京大学」という)【総長 五神 真】大学院工学系研究科付属システム デザイン研究センター基盤設計研究部門は協力してわが国の革新的なAIチップ開発を加速するための「AIチップ設計拠点 AI Chip Design Center (AIDC)」を、東京大学 本郷地区キャンパスに構築しました。

本拠点(拠点長 内山 邦男)は、採択された経済産業省「産業技術実用化開発事業費補助金(AIチップ開発加速のための検証環境整備事業)」、および国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「AI チップ開発加速のためのイノベーション推進事業」を活用し、AIチップ開発を目指す中小・ベンチャー企業などに、EDAツール群やエミュレータ(*1)などからなるAIチップ設計環境や、設計フローやリファレンスデザインなどの共通基盤、拠点に蓄積される設計資産やノウハウ、AIチップ設計人材育成環境を提供することで、わが国の中小・ベンチャー企業などが行うAIチップ開発の加速を目指すとともに、産官学協調によるAIチップ開発の加速を目指します。

本拠点は、NEDO委託事業(*2)により整備されており、拠点利用者のフィードバックをもとに、より使いやすいAIチップ設計拠点とするべく、2019年10月7日から試験運用を開始しております。

拠点利用者は、利用登録を行うことにより拠点内にある設計ブースや、外部からのリモート接続によって、本拠点で導入したEDAツールやエミュレータおよび40nm/28nmプロセスで利用可能な標準IPコアからなる、上流設計から物理設計を包含する設計環境を利用することができます。 また、本委託事業で開発しているAIチップ開発のための共通基盤技術やAIチップ設計技術者育成のための教育カリキュラムの提供も行っています。

*1 エミュレータ(ハードウェアエミュレータ)は、経産省事業「産業技術実用化開発事業費補助金(AIチップ開発加速のための検証環境整備事業)」により導入

*2「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業/【研究開発項目②】AIチップ開発を加速する共通基盤技術の開発」