1.日時
2020年10月16日(金)13:00 - 18:00
2.開催方法
Webinar (ZOOM)
(参加いただける方には、開催日までにWebinar参加のためのリンクアドレスを通知いたします)
3.アジェンダ
13:00-14:00 高位合成の基礎解説と利用方法 若林一敏(東京大学)
高位合成は単一モジュールをCから合成して、接続記述で接続するという使い方から、SystemC等の並列性を記述できる言語で多数のモジュールからなるSOCを設計する、C/C++等の逐次型言語から、合成コメント等で自動並列化する等の使い方もでてきました。使い方としては、演算レベルのパイプライン回路、プロセスレベルのパイプライン回路の扱い等が重要です。また、FPGAで汎用計算を高速化する第三のコンピュータのような場合と、専用LSIを設計する場合等、最適化技法やその使い方、考え方にも違いがあります。今回は、これらの違いを原理的な面から解説し、高位合成を各自の目的に合致した方法で利用できるきっかけになっていただけるように努めます。
14:00-18:00 高位合成を用いた設計・電力最適化演習 名倉徹(福岡大学)・狭間雅人(東京大学)
SystemCで記述されたサンプルプログラムを使って、高位合成ツールによるデバイス設計フローを実際に体験して頂きます。Cコードチェック、カバレッジ、アーキテクチャ検討、RTL生成、Co-Simulation、等価性検証、消費電力解析・最適化の各項目をCatapultのGUIで実際に操作して頂き、使い方を覚えて頂けるように努めます。高位合成ツールをはじめて使用するユーザを想定しています。